2013年6月17日月曜日

もちもちケーキ



気になる料理を作りました。

料理区分「101 おやつ(洋風)」の「もちもちケーキ」です。

一人当りの価格は30円でした。
金額は首都圏を基準にしています。

以前も作りました。
このとき、「卵白がうまく泡立たなかった」というお話をしました。

卵白がうまく泡立つ方法はないのか、
また、卵白が決め細やかに泡立ったときとそうでないときの食感の違いはあるのか、
実験をしてみました。

まず、以下の5つの方法でメレンゲ作りをしました。

① 冷蔵庫で冷やした卵白を使い、泡立て、白濁してから砂糖を3回に分けて加える。
② 前日より常温で放置した卵白を使い、泡立て、白濁してから砂糖を3回に分けて
  加える。
③ 冷蔵庫で冷やした卵白を使い、砂糖を全て加えてから泡立てる。
④ 冷蔵庫で冷やした卵白を使い、泡立て、白濁したら砂糖を全て加える。
⑤ 冷蔵庫で冷やした卵白を使い、泡立て、やや角が立つぐらいで砂糖を加える。

今回は、電動のハンドミキサーを使用しました。
また、メレンゲの「出来上がり」は「角がしっかりと立った」時点です。

まず、泡立て時やメレンゲの出来上がりの様子は以下の通りでした。

① 角は立ちやすかったです。きめが細かく、しっかりした角が立ちました。
② 角は立ちにくかったです。きめが粗く、へにょへにょの角しか立ちませんでした。
③ 角は立ちにくかったです。きめは②に比べ細かかったのですが、②と同様の角しか
  立ちませんでした。
④ 角は立ちやすかったです。①と同様、きめが細かく、しっかりした角が立ちました。
⑤ 角は最も立ちやすかったです。しっかりはしているものの、きめは粗かったです。

次に、小麦粉、上新粉、小豆と混ぜているときの様子は、以下の通りでした。

① サクサクと混ぜる分には問題はありませんでした。
② サクサクと混ぜていたのですが、プチプチとメレンゲの気泡が割れる音がしたため、
  よく混ぜることはできませんでした。ボリュームも①より少ない気がしました。
③ サクサクと混ぜる分には問題はありませんでした。
④ サクサクと混ぜる分には問題はありませんでした。
⑤ サクサクと混ぜていたのですが、プチプチとメレンゲの気泡が割れる音がしたため、
  よく混ぜることはできませんでした。また、カップに分ける際、スプーンからなかなか
  離れず、見た目が汚くなりました。

そして、最後、食感です。

① モチモチ感が低く、ふわふわ感がありました。
② モチモチ感がとても高かったです。割ったときのきめも粗かったです。
③ 他と比較し、モチモチ感、ふわふわ感共に、中程度でした。
④ ①と大差はありませんでした。
⑤ ②と同様に、モチモチ感がとても高かったのですが、それに加え、
  ぼそぼそ感もありました。

材料は同じなので、味は変わりません。

もちもちケーキ① もちもちケーキ②

写真は左が①で右が②です。
写真では分かりませんね。
でも、混ぜやすさが違いから、混ざり具合が違っていることは
ご理解いただけるでしょうか。

なお、1日たってから食べてもほとんど変わりませんでしたが、
①は④と比べて少し重くなった感じはありました。

食感は好みがあるので、どれが正解というのはありませんが、メレンゲの扱いやすさ
(小麦粉等と混ぜているときの安定性)等から以下のように結論づけます。

1.卵白は冷やしたものを使用する。
2.角が立つ前に砂糖を入れる。
3.砂糖を一気に入れても分けて入れても大差はない。

ちなみに、正しいメレンゲの立て方を見ると、
砂糖を白濁したところから数回に分けて砂糖を加えること、
最初に一気に砂糖を入れると泡立ちにくくなることが書かれていました。
あれ・・・?
電動でやるのと手動でやるのとでは違うのでしょうか。
電動では手動でやるよりもあっという間に簡単にできてしまうので・・・。

メレンゲを作る際には、参考にしてください。

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